デザインの考え方
私たちは「ある特定の敷地」をデザインする場合でも
そこを取り巻く地域の環境や景観を視野に入れ、デザインを行っていきます。
そのことで個々の土地がネットワークされ、地域全体の環境が形成されていくと考えています。
また、そこを利用する人々や、その土地固有の風土を大切にしています。
その土地が本来有しているポテンシャルを引き出すようなデザインを導きだします。
ランドスケープの主役は、そこに関わっていく人や植物、そして他の生きものたちです。
「エコロジカルランドスケープ」の考え方を基軸とし
地域計画から、公園緑地、各種施設等のパブリックスペース
そして森づくりや小さな庭までデザインします。
その地域の風土の「土台」となっている地形、植生、水系等を読み解き
地域に溶け込み、やがて地域の環境資産となっていく。
そんなランドスケープを目指しています。
私たちが、デザインにおいて重視している点は、下記の4つです。
① 地域環境の視点
生命力豊かな地域環境の再生、植物を始めとする生きものの視点
② 生活の視点
生活感豊かな都市やまちのデザイン
③ 風土の視点
地域固有の風土や文化景観
④ 居心地のいい空間のデザイン
これらの視点をベースに、都市環境から自然環境まで
質の高いデザインを提案していきたいと考えています。
7つの基本姿勢
1: 地形、水系、土壌、植生、生きものなどから
その環境を適切に読み取り、地域環境を知ることからスタートします。
2: 多様な生きものの息づく環境を整え
生命力豊かな環境の再生を図ります。
3: 地域生態系システムが健全な状態で
自立的に機能していくような土地のあり方を考えます。
4: 地域固有の風土、利用する人々の個性を尊重し
「そこにしかないデザイン」を考えます。
5: 地域植生を踏まえた、土地本来のあるべき環境を計画します。
6: そこを利用する人々が、自ら育む緑地や庭を目指します。
7: 農薬や化成肥料による緑地の管理はオススメしておりません。